こんばんは、セリオスタッフです。
春の気配を感じつつ、花粉症の皆さんにはつらい季節になりました。
今月もセリオ便りを更新しております。
お茶でも飲みながら、ご覧ください。
<< セリオ便りはこちらから >>
カルシウムと糖尿病について
カルシウムの摂取と糖尿病の発症には関連があるとされています。国立がん研究センターが2009年に発表した論文では、カルシウム、ビタミンD、乳製品の摂取と、2型糖尿病の発症リスクがどのように関係するのかを調べています。
簡単にまとめると、次の4つについては、「傾向は認められたけれど、統計学的に有意とまでは言えない」という結果になったそうです。
- 女性は、カルシウムの摂取により、糖尿病発症のリスクが低くなる
- 女性は、乳製品の摂取により、糖尿病発症のリスクが低くなる
- 男性は、カルシウムや乳製品の摂取による糖尿病発症リスクには関連がない
- 男女ともに、ビタミンDの摂取による糖尿病発症リスクには関連がない
しかし、男女ともに、ビタミンDとカルシウムの摂取により、糖尿病発症のリスクを低減させうることがわかったと述べています。セットで摂取すると結果が変わる、興味深いですね。ビタミンDはカルシウムの吸収も助けますし、いろんな相乗効果があるのでしょう。
詳しい説明はこちらの記事をご参照ください。
カルシウムとビタミンD摂取量と糖尿病との関連について(国立がん研究センター)
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/384.html
そして、先月、糖尿病の患者さんがカルシウムサプリメントを日常的に摂取し続けると、心血管疾患による死亡率が上がる(可能性がある)という米国糖尿病学会の論文が発表されました。論文は「さらなる研究が必要」としています。
Associations of Habitual Calcium Supplementation With Risk of Cardiovascular Disease and Mortality in Individuals With and Without Diabetes(英文です)
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37506393/
注目したいのは、「カルシウムサプリメント」ですね。
糖尿病の患者さんは、もともと動脈硬化などの疾患を抱えやすいとされています。そして、一般に安価で販売されている市販のカルシウムサプリメントは、たくさん摂取すると血管に沈着してしまい、動脈硬化の原因になる可能性があります。だからといって、カルシウム不足の状態では、骨や歯がもろくなるほか、さまざまな体調不良の要因になり得ます。
(参考)NHK 健康ch「動脈硬化の種類(アテローム動脈硬化・石灰化)と予防のポイント」
https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_158.html
その点、セリオで販売している風化貝カルシウムは天然の食品と同じ良質な善玉カルシウムですので心配がいりません。
風化貝カルシウムとビタミンDを合わせて摂れる商品には、セリオオリジナルの「ボーネラボーテ」や、目の健康を考えた「ルゼアCa」があります。皆様の健康維持に、ぜひお役立てください。