こんにちは、セリオスタッフです。
今月もセリオ便りを掲載しました。ぜひご覧ください。

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昨日、炭酸水が骨に与える影響についてお問い合わせがありました。せっかくですので、ブログでもご紹介しておこうと思います。

炭酸水は骨に悪い?

結論から言うと、純水の炭酸水を飲む分には影響はないと考えられています。もちろん、何でも常軌を逸した「飲みすぎ」は良くないです。炭酸ガスは胃腸に刺激を与えるため、胃酸の分泌量に変化をもたらすなど、体質によってはお腹の調子を壊してしまうことがあります。逆に便秘の解消につながる、という方もいらっしゃるそうです。


では、骨(カルシウム)を守ることを考えたとき、注意が必要な飲み物はあるのでしょうか。

コーラは骨を溶かす?

ずいぶん昔の話ですが、私の通っていた小学校の掲示板に、コーラの飲みすぎで歯がボロボロになった写真が貼ってありました。子供心に「コーラが怖い」と感じました。この「歯が溶ける」現象、さまざまな食品にも含まれる「酸(酸味料)」が原因だったんですね。果汁ジュースも酸は含まれますから、コーラだけが悪いわけではなかったようです。

歯がボロボロになるのは、長時間、歯が酸に浸かってしまうほど常に飲んでいるような場合です。酸っぱい調味料でも同じ。適量を摂取する分には問題ありません。だらだら飲み続けるのをやめて、飲んだ後に水で口をすすぐと良いかもしれませんね。虫歯予防の観点からもおすすめです。

砂糖は体に良くない?

砂糖などの糖類を摂ると体内のカルシウムが使われる、カルシウムが破壊されるという説もあります。特に「白砂糖が良くない」という意見をよく見かけます。これについては、研究者の間でも「問題あり」「大量摂取でなければ問題ない」と意見が割れている様子も見受けられます。

厚生労働省やWHO(世界保健機関)も、肥満や虫歯の予防として砂糖の摂りすぎには注意を促していますが、「骨に良くない」といった論調ではありません。ただ、糖類を摂ると体内でインスリンが分泌されます。インスリンの分泌にカルシウムは深く関係していますので、体内のバランスを保つために「糖類の摂りすぎは良くない」ことは間違いないですね。甘いものがご褒美!という方も多いと思います。適量で楽しみましょう。

カロリーが気になる!という方には、らかんかの甘味がおすすめですよ。

リンはカルシウムを奪う?

もう一つ、根強く言われているのが「リン」を含むものがカルシウムの排出を促すというもの。リンとカルシウムは吸着しやすく、リンを摂り過ぎると体内に吸収されるはずだったカルシウムを連れて体外に出てしまうのです。せっかく食べたカルシウムが吸収されないので、体内のカルシウムが不足してしまう…、もったいないですよね。

リンを多く含むカップラーメンには、カルシウムを添加した商品があります。これは、カルシウム摂取を促す栄養バランスの調整とともに、カップラーメンに含まれるリンがカルシウムを連れて出ていけるように、あらかじめカルシウムを強化しているという話もあります。なんだかリンがとても悪いもののようですが、リンは骨や歯の生成に重要な、体にとって大切な成分です。過剰摂取にならないようにだけ、気をつけましょう。

カルシウムを補う

健康に配慮した食事をしていても、カルシウムは汗や尿から排出されます。したがって、たくさん汗をかく季節や、カフェインなど利尿作用のあるもの、塩分の多いものを摂った場合は、自然とカルシウムが体外に排出されやすい状況になります。だからといって、塩分・水分補給を制限するのは非常に危険な行為です。

「これを食べたらカルシウム不足になる」「骨粗しょう症になる」と心配して、我慢を強い、食の楽しみを削るのではなく、風化貝カルシウムで補えばよいのです。一般に市販されている活性カルシウムと違って、風化貝カルシウムは非活性ですから、多めに食べても余った分は自然と排出されます。十分にカルシウムを補ったうえで、食べ過ぎ・飲み過ぎに気をつけ、今日も美味しくいただきましょう。