こんにちは、セリオスタッフです。
昨夜、熊本でまた大きな地震が発生しました。

犠牲になった方もたくさんいらして、とても心苦しく思います。ご冥福をお祈り申し上げます。そして、避難生活を始められた方も多いと聞きます。1日も早く平穏な生活へ戻られますよう願っています。

さて、今回の地震で私なりにいろいろと振り返ったこと、再度学んだことがありますのでご紹介したいと思います。

ポイントは3点

  • 備蓄のこと
  • 津波の心配がない場合の避難
  • 津波が来る場合の避難

 

備蓄のこと

できれば家族7日分、最低でも3日分、水と食べ物を用意しておきましょう。それから多少の現金とモバイルバッテリー、懐中電灯も必要です。

最近は、極力モノを持たずに生活する「ミニマリスト」なんて言葉が、特に若い人を中心に広がっています。確かに余計なモノを持たずに生活するのは良いかもしれませんが、一部には防災品・備蓄品も不要と判断する人がいるようです。近くにコンビニがあるから、ドラッグストアがあるから、大型スーパーがあるから・・・。はっきり言って、備蓄品が必要になるような大きな災害時には、何も期待通りにいきません。

道路もまともに通れない、電気がないとお店のレジが開かない。レジが開かない、というのは意外な盲点で、電子マネーやクレジットカードなどはもちろん使えませんし、最近は商品の値段も電子管理されているお店が多く、値段がわからないからお店を開けない…なんていうことが起こります。ATMも使えず、自動販売機も使えず、ようやく買えるようになったと思ったら、あっという間に買い占められてしまうでしょう。

そして道路が大きなダメージを受けるとなかなかモノが入って来ず、何も買えない、商品棚もガラガラ…という事態が続きます。一人暮らしの人ならば自分が我慢すれば良いのでしょうが、お子さんがいる家庭は絶対に備蓄しておくべきです。備蓄品は必要なモノである、という認識になって欲しいですね。

東日本大震災の教訓として「大きな地震の後はとにかく浴槽に水を貯めろ」というアドバイスもたくさん見ました。断水する前にとりあえずの水を確保することが重要なようです。

非常時の持ち出し品・備蓄品チェックリスト(出典:日本赤十字社)

避難のこと

これはシンプルです。

津波の心配がある場合は、歩きやすい靴ですぐ高台へ逃げる。これだけです。いろいろ心配なことはあるでしょうが、とにかく自分の命を守るために逃げることが大切です。それが結局、多くの命を守ることにつながるんだと、3.11で学びました。

津波の心配がない場合、家屋が何も損傷していないなら近所を見て、火災が起こっていなければ家にいた方がいいでしょう。大地震の後は外の方が危ない場合もありますからね。

家が崩れそうなほど損壊したときは、慌てず、まず家の中でも歩きやすい靴を履きましょう。ガラスが割れていたりすると、思わぬケガをすることがあります。そして、絶対に必要なものだけ持って、ブレーカーを落として避難しましょう。ブレーカーを落とす、というのがポイントです。停電が復旧したときに、発熱する家電製品や地震で損傷した電源ケーブルなどから火が出てしまい、火災が起こることが多いそうです。

日本は災害が多いですが、過去から学んだことを生かし、他国に類を見ないほど災害に強い国になっていると思います。今日、ここに書いたことはすべて「自分でできる、みんなのためになること」だと思いますから、ぜひ備蓄から始めてみてくださいね。