こんにちは、セリオスタッフです。
今年は暑い日が続いて、秋はどこへ?と思った地域も多かったことでしょう。
ようやく暦通りといえそうな空気がやってきました。
今月も松本より、セリオ便りをお届けしています。
セリオ便りには、お風呂で転んでしまった話が書かれています。
大事に至らず、本当によかったです。
私はお風呂が大好きで、しっかり汗をかいて幸せな気分になりたい毎日ですが、
お風呂は一歩間違えば命を落とす危険もたくさんある場所です。
お風呂はキケン?
2012年には、入浴中に約1万9000人が亡くなるという推計データが発表されて驚きました。
2021年の厚生労働省人口動態統計によると、浴槽内で不慮の溺死・溺水で亡くなった高齢者の数は4750人で、交通事故で亡くなる人のおよそ2倍に上るそうです。(参考:政府広報オンライン「交通事故死の約2倍?!冬の入浴中の事故に要注意」)
一方でお風呂には、免疫機能の維持や新陳代謝の活性化、血流改善、むくみの解消、睡眠の質向上など・・・健康や美容へのメリットも数えきれないほどあります。毎日、湯船に浸かる人は、要介護リスクが29%も低かったという研究結果もあります。( 早坂信哉 著「最高の入浴法」より )
お風呂の死亡事故が特に多いのは冬です。
すべって転ばないような工夫とともに、これからの時期は「ヒートショック」に注意して入浴しましょう。
ヒートショックとは
ヒートショックとは、急激な温度変化に身体がびっくりしてしまい、脳卒中や心筋梗塞といった重大な病気を引き起こすことです。真冬の露天風呂で雪見酒!なんて素敵なのですが、ヒートショックを起こしやすい環境なんですよね。
ご家庭では、脱衣所や浴室内が寒いと、お湯に入ったときに「気持ちいい~」「あったか~い」という気分とはうらはらに、身体の中は大変なことになっている可能性があります。
ヒートショック対策
- 脱衣所を温め、浴室は蒸気を立たせておく(温度変化を少なくする)
- 心臓から遠い、足先や手先からゆっくりかけ湯をする
- お酒を飲んだ後は入浴しない
- 湯船から立ち上がる前に、手に冷たい水をかけたり、冷たいものに触ったりする(適度に血圧を上げる効果があり、立ちくらみを防ぎます)
- 入浴前にコップ1杯の水を飲む
一人暮らしでない方は、入浴前に家族に声をかけておくのも大切です。
安全にお風呂時間を楽しみたいですね。